マクロスのバルキリー、紛らわしい所属と機体ナンバーについて少し考察してみたいと思います。自分でも必要になりますので、真剣に。（笑）

　こうして一覧にするとＪ型はかなり壊されてますね。とても主人公メカとは思えません。劇場版とはえらい違いです。
　艦籍コードは、「マクロス（ＳＤＦ−１）に接続されるとどうなるかが鍵」だと思います。ＴＶ版では接続後も艦籍はそのままでした。それでは劇場版はどうでしょう？

　劇場版でマクロスはフォールドによって太陽系外周まで飛ばされてしまい、オープニング（シーン20）でアームド１から発進しています。またゲームのムービーではフォールドするシーンがありますが、アームド１/２は初めからドッキングしていました。それでより判断が難しくなっています。接続後の所属は曖昧です。マクロスの付属部分（腕）となってしまっているので「ＳＤＦ-1」で良いのか、それともＴＶ版と同じように艦籍はそのまま「アームド1」で良いのか判りません。どちらでも良いのかもしれません。（笑）

　第１話によると「統合戦争のエース」。第３３話でフォッカーは、「ヨーロッパの片田舎の基地」よりマクロスに配属したことが判明します。そして「試作機ＶＦ-Ｘ1」のテストパイロットをすることになります。

　タイタンの戦闘では、「エンゼル」「アポロ」小隊を含む全１２機の「リーダー」として指示を出しています。

　機体番号が「１１１」なのにバーミリオン３（３番機）。登場時は、シミュレーション３２０時間、飛行時間５０時間、成績評定Ａ。初陣で７機撃墜。このとき輝は４機撃墜でした。連絡シャトルを護衛したときは、２０分以内に３０機を撃墜しています。また、結婚式のときＤ型にマックスはスーツ、ミリアはウエディングドレス。戦闘に参加したときのマックスは宇宙用のパイロットスーツで、それに対してミリアは黄色のヘルメットにとんでもない格好（私服？）で乗っています。宇宙服くらい用意してあげてよ。（笑）

　劇場版スーパーバルキリーＡ型マックス機を劇中同様に正確に再現するなら、ガンポッドは前後逆に（つまり銃口を後ろに向けて）装備すべきでしょう。シーン１４の
輝「いったぞ、マックス!!」
マックス「了解！」
のくだりでガウォークで相対速度をあわせつつ、バトロイドに変形してそのまま腕に装着しているガンポッドで敵を撃ち抜くシーンがあります。このとき銃口は手首側にあるからです。（笑）それともあの短時間にミサイルを全て発射してミサイルポッドを排除した上に、ガンポッドの位置まで入れ替えたのであれば、僕の予想を上回る「天才」だったというべきでしょうか？しかしたかだか３機の通常型リガードに、あんなに武器を使わなくとも…。

　バーミリオン２。登場時は、シミュレーション３７８時間、飛行時間６６時間、成績評定Ａ。「このところ出たくてうずうずしていた」ことから、どこかに監禁されていたのか？初陣撃墜数は０。

　柿崎の機体ナンバーの末尾が「２」になっているのは、河森氏による「ルーツ・オブ・マクロス（ＭＰＭ収録）」の８１年９月「魔の２番機（搭乗するパイロットが全て死んでしまう）」の設定が生き残ったものと思われます。当初の設定では、魔の２番機は結局１５人ものパイロットの命を奪い…。

　マックス機とペアで行動することが多いのですが、意外なほど登場話数が少ないです。

　つづく。